マネーロンダリングとは?

 

マネーロンダリングは、日本語にすると「資金洗浄」と訳すことができます。具体的には、犯罪によって不正に入手した金銭を複数の金融機関で繰り返し取り引きすることによって、出所をわからなくする方法です。例えば麻薬の売買や強盗などで得た紙幣には、番号が印刷されているためそのままでは使えません。また、脱税や粉飾決算によって得た多額のお金は、紙幣ではなく電子的に口座間で処理されますが、通常は入金元がわかってしまいす。しかし複数の金融機関で架空名義の口座を作って、送金を繰り返すことで、元々の出所を隠蔽することができます。その他、債券や株を買ったり、大口の寄付をすることによって、違法に入手した収益金を犯罪に無関係な資金に見せかけるという不正行為もあります。このように犯罪に関係したお金を、身元がばれないようにすることをマネーロンダリングと呼びます。尚、これは刑法上の犯罪と見なされており、発覚すれば処罰を受けます。

 

ビットコインはトレーサビリティがしっかりしている

 

ビットコインはリアルタイムで送金可能なので、すぐに換金が行えます。そのためマネーロンダリングに利用されるのではないかと危惧する人もいますが、その心配はありません。まずビットコイン取引では、まず取引所でアカウントを作る際に、本人確認が必要となっています。また仮想通貨は分散型ネットワークを持ち、ブロックチェーンという仕組みで運用されています。そして各ブロックに、タイムスタンプや前のブロックへのリンクなどが含まれているので、取引記録の全てが記録されます。従って犯罪に関わる人物に対して、税関や警察から取引所に照会が来ると、取引所は該当人物が取引した履歴を全て提供するという仕組みになっています。その結果、関係者全員が逮捕される確率が高いです。またこのような追跡機能をトレーサビリティと呼びますが、仮想通貨はこの機能が十分に開発されているため、お金が移動した履歴や痕跡を、過去にさかのぼって閲覧できます。

 

ビットコインは不正がしづらい仮想通貨

 

ビットコインは取引履歴を追跡するトレーサビリティが、特にしっかりしているという特徴があります。そのため取引所では移動したコインの痕跡を調べることができ、犯罪で得たお金を移動するとすぐにわかってしまいます。また個人同士の取引であっても、不正がかなり困難な仕組みになっています。また、それぞれのコインには所有者の履歴が全て記録されており、紙幣番号のように他のコインと区別することが可能です。さらにコインを送金する場合に、所有者は必ず電子署名をします。これは、仮想通貨の所有権が送金者から受取人に移動したことを証明します。この記録をさかのぼれば元々の出所が判明するので、ビットコインは不正をすることが難しい仮想通貨と言えます。さらに取引の際に行うこの電子署名は、本人が署名したことの証拠となるため、通常の電子署名と同様、偽造はできません。その他、コインを送金中に第三者に抜き取られるという心配もありません。