従来の集中管理だとハッキングでコピー改ざんが可能

 

従来の通貨は、集中管理型のネットワークで取引をしているためにハッキングの脅威には弱いと言われています。それはどういうことなのかというと、集中管理型というのは、銀行が通貨を管理するときには、その取引記録を一つのサーバーに集中させて管理するやり方です。

 

たしかにこの方法であれば、管理者にとっては管理しやすいものですが、問題は取引記録が保存されたサーバーにハッキングされた場合、それだけで改ざん可能となってしまうことです。もちろん、セキュリティを高めれば改ざんされる可能性を低くする事はできますが、絶対に破られないという保障はありません。

 

それに、外部からの攻撃ではなく、内部で何らかのトラブルが起きたときにも、その影響が全体に波及することになるわけですから、安定しているようでかなりの危険を秘めた管理方法と言えます。しかし、特定の管理者によって管理されることが変わらない以上、このリスクを承知の上で運用していかなければいけないのです。

 

P2Pネットワークで分散処理し相互チェックしている

 

ビットコインの取引は、P2Pネットワークで行われています。これは特定の管理者によって管理されるサーバーはなく、利用者が使用している端末を繋げて、一つのネットワークを構築しているのです。そして取引記録も、ネットワーク同様に分散処理して、複数の端末が正しいかどうかを相互チェックして記録していく形になるので、特定のひとつを攻撃したところで、改ざん不能です。

 

従来の通貨のように、中央管理型を採用していれば、外部からの攻撃に対して強固な守りを固めるために、莫大な費用をかけなければいけません。しかし、ビットコインの場合には、P2Pネットワークという基礎の部分が守りの要となっているので、そこまでのセキュリティを固める必要はありません。それ故に、極めて低い管理コストが実現でき、幅広い人たちに使いやすい通貨となっているのです。

 

仮想通貨と言うものが危険だというイメージを抱く人が多いですが、少なくとも外部からの攻撃については心配ありません。

 

ブロックチェーン技術がコピーと改ざんを防止する

 

ビットコインで使われているP2Pネットワークが、強固なセキュリティとなっていることをブロックチェーンという呼び方をすることもあります。この名前は、情報をブロック単位で切り分けて保存して、それを鎖のようにつなげて一つにしていることから名付けられています。

 

安全性が高いと言われているのは、ハッキングで改ざんしようとしても、それは全体ではなく一部のデータベースでしかなく、しかも、他のデータベースと相互チェックすることで、ハッキングを受ける前にかんたんに戻すことが出来るので改ざん不能である点です。

 

それに、中央管理型だと膨大な情報を扱うために、高性能のデータベースが必要となりますが、分散処理をしているので、個別のデータベースの性能はそれほど高くなくても大丈夫です。それゆえに、誰もが利用しやすくなり、利用者が増えればそれだけネットワークも拡大して、より強固なシステムとなっていきます。

 

この改ざんの不能なブロックチェーンを利用しているからこそ、ビットコインが安全だと信頼されているのです。