ビットコイン取引所のIDパスワードを盗まれたらダメ

 

ビットコインは、アドレスと呼ばれる口座で保管されています。実物としてのコインが存在するわけではなく、アドレスの残高の増減が履歴として残されているだけです。このアドレスは27〜34文字の英数字でできている文字列です。この文字列とIDパスワードを照合させて、取引が行われています。そのため取引所のパスワード漏洩による盗難というリスクが考えられます。また送金や決済などの運営は、ウォレットによって行われおり、こちらにもIDパスワードが設定されています。現在、取引所やウォレットの運営側では、IDパスワードの管理が徹底されているため、被害に遭うリスクはほとんどありません。しかし使用者の側でIDパスワードを盗まれてしまった場合の被害は、自己責任となります。従ってIDパスワードは、第三者に見せることはせず、しっかり管理することが重要です。また、他のインターネット上のサービスで使っているパスワードを使い回すことは危険です。

 

マントゴックス事件が起きた理由|ビットコインは悪くない

 

マウントゴックスは東京都に本社を構える国内大手のビットコイン交換所でしたが、2014年3月7日から10日までのわずか3日間で、115億円にあたるビットコインが失われました。この金額は、当時のレートにおける換算ですが、直近のレートで換算すると約500億円に相当します。これはシステムの脆弱性に便乗したハッカーによる、サイバー攻撃が原因で、マウントゴックス事件と呼ばれるようになりました。マウントゴックスは当時、最大量の仮想通貨取引所の一つであり、しかもそれまでコインの大掛かりな不正流出はなかったため、世間を騒がせた事件です。この事件は、民事再生法の適用が申請され、最終的にはマントゴックスは破綻に至りました。また莫大な損失を受けた人の中に、国内の有名人もいたため、仮想通貨をよく知らない人の間でも話題になった事件です。尚、容疑者はマウントゴックス社のフランス人社長、マルク・カルプレスです。さらに、ロシアのBTC-e取引所に関係しているアレクサンダービニックも、新しい容疑者として疑いを持たれています。つまり関係者による横領である可能性が高く、仮想通貨そのものが悪いわけではありません。

 

現在の取引所は過去の教訓から安全運営されている

 

ビットコインの取引所では過去の教訓を踏まえ、現在、安全な運営が行われています。またユーザー側で、購入したビットコインを取引所ではなく自分専用のウォレットに保有していれば、安全に保管することができます。さらにブロックチェーンは不正が行えないシステムです。さらに努力をして不正を行うより、マイニングの方が効率的に稼げます。そのため今では、わざわざ不正を行う人もいなくなりました。また通貨の二重支払いや偽造取引については、最先端のブロックチェーン技術が不正行為を不可能にしています。さらに接続されていないコールドウォレットなら、ネットに接続されているホットウォレットより、安全性が高まります。ただしコールドウォレットは使い勝手があまり良くないため、高額のコインはコールドウォレットに保管し、少額のコインのみを使いやすいホットウォレットに入れておくと良いです。尚、ウォレットのパスワード保管は、自己責任となります。